“跳ねるリズム” の話

まだ暑いですが、夜は虫の声が聞こえるようになってきました。相変わらず歌のムービー作ってる途中ですが、やっと譜面が出来た程度なのでもうちょっとかかりそう。

で、前からちょっと気になってた事を書こうかと。次のムービー用に「兎のダンス」って曲を選びました。この曲のリズムに関してなんですけど、ピョコピョコ跳ねるようなリズムなんです。兎だけに。

成美堂出版「思い出の童謡・唱歌200」より引用

日本の童謡で跳ねるようなリズム(シャッフル?)が出てくるとこういう譜面が多いです。16分音符が4つあると考えると、1番目と4番目を鳴らしていく感じ。

タッッタ、タッッタ、タッッタ、タッッタ、みたいな。

僕はこのリズムがとても苦手です。多分、僕だけじゃないはず。このリズムを何のガイドも無く、正確にとって歌える人がどんだけいるかなぁ?と思います。

同じ跳ねるリズムでも、八分音符が3つ3つで8分の6で書かれた譜面があります。8分音符の1番目と3番目を鳴らしていく感じ。

タッタ、タッタ、タッタ、タッタ、みたいな。


この違いを音にして表すと・・・
◆①◆  まずオリジナルの譜面に忠実なMP3(タッッタ、タッッタ)がこれです。

◆②◆  次が8分の6のリズムに変えたMP3(タッタ、タッタ)がこれです。

どうですかね? ①は確かに跳ねる感じは強いけど、音と音が詰まり過ぎてる気がするといか、前にノって行けない気がするんですよね。ビギナーに説明するのも難しいし。

対して②は、ちょっと跳ねた感じは薄まるけど、遥かに理解しやすいしノリやすいと僕は思います。だから②で「ちょっと跳ねる感じで歌って」みたいな指示があるとベストかなぁと思います。


毎回、このタイプの曲に遭遇すると、オリジナル譜面に忠実にするか、歌い易く変えた譜面にするか悩みます。以前も「あめふり」(雨 雨 ふれふれ 母さんが~♪)の譜面を作った時に、②のリズムに変更しました。

まぁ極力、オリジナルに忠実であるべきとは思いますが、今回の「兎のダンス」も②のリズムに変更しました。やっぱイロハニコットは、弾き易さ、歌い易さが大事かなぁと思うので。


ちなみに①の跳ねるタイプも例外がありまして、「牛若丸」がそうなんですが、跳ねるのと刻むのが交互になった譜面の曲があります。これは同じノリのはずなのに、凄く歌い易いんです。リズムって不思議。。。(*´ω`)/♪

成美堂出版「思い出の童謡・唱歌200」より引用

2声で歌う:「うみ」「海」「とんび」

そろそろ夏も終盤戦に入ってきました。3曲追加です。まぁ夏なので海かなと。今回から1曲ずつリンク貼ってコメントしようかと思って、ちょっと長めの投稿です。

これはシンプル極まりない曲なのでサッと出来るかと思ったら、割とコーラスがハマらず手こずりました。

実はこの曲、以前やってた「なんちゃって転調」が出来る曲で、チューニング変えずに4度上の演奏が出来ます。譜面ページでは2種類の譜面を公開してますが、結局ムービーでは普通に演奏しました。やっぱ4度も変わると歌い辛いので。。。


まぁ今回のメインかなぁと。凝った構成で雰囲気のある曲です。YouTubeで女性が歌ってるのを聴いた時、ほろ苦い青春映画のエンドロールが流れて来そうな気がしました。

でも何故か、こんだけ作家性の強い詞と曲なのに、作者不詳です。もう一曲の「うみ」は15分で完成しそうな内容(失礼・汗)でしっかり名乗ってるけど、普通逆やろ~。こっちの作者さん、浮かばれんなぁ。(*_*;

ちなみにこの動画、ちょっと波の音っぽい効果音が入ってるように聴こえるかもしれません。これ実は台風7号の日に伴奏の録音をしてまして、ウチ、ちょうど前が幹線道路なんです。なので、道路の水を車のタイヤが蹴散らしていく音です(;^ω^)。完全防音の専用スタジオでもあればいいんですが、お金ないので普通の部屋で録音してます。

ちょうど交差点に面してまして、信号が赤の間は静かになるので、そのタイミングでイントロを弾き始めます。イントロさえ静かにクリアー出来れば、あとは歌とか被せるのでそんなに気にならないんです。それでも「バイク来るな~、救急車来るな~」って運任せで録音を繰り返してます。涙ぐましい努力の結晶なんですよ、ホント。。。(*´з`)


これもシンプルに。たまたまYouTubeで聴いた合唱団の歌が輪唱してたので、僕もちょっと真似てみました。(^^;)>

きっちりと1オクターブの下から上までに収まるメロディーで、まさにイロハニコット向きの曲かな。意外にも、これも「なんちゃって転調」が出来ますが、装飾音がイマイチでやめました。この曲はやっぱり通常キーで演奏するのが、1オクターブの美しさが出るんじゃないかな?と思います。

でも2番の歌詞がほぼ同じで、「言い方変えただけやん。子供なめんなよ⁉」って言いたい気もします(嘘です)。


そうそう、今回からコーラスの声が2重になってます。ダブリングって言うのかな? その方がメインボーカルがクッキリするように思ったので。だから正確に言うと、「2声で歌う」ではなく3声になります。ズルとは言わないで(笑)。

まぁ色々工夫しながら上達していけたらいいなぁと。次の選曲はもうしてるんですが、難しいんですよ。出来るかなぁ? でもやりたいなぁ、って感じです。

閑話(本読んだ)

コンスタントに童謡ムービーをアップしたいと思ってますが、あれって次の次ぐらいまで選曲を考えとかないとタイミング良くアップできない。今は、前回3曲出した後のポッカリとした谷間で、ようやく次の曲決めたぐらいです。もうちょっとテンポよく習慣化したいんですけども・・・。

んでまぁ、ポッカリした時間に一冊本を読みました。僕は普段は、きれいごとを並べてる本ってちょっと胡散臭くて敬遠するんですが、良く聴いているABCラジオで浦川アナがこの本の事をしゃべってはったんで、アマゾンで買い物ついでにポチってしまいました。

アマゾン見ればわかりますが、いかにもな感じの宣伝具合で既に100万部(*著書累計)売れてるらしいので、今更これ買ってもなぁと思いつつ。。。でもどっか自分の運も歯車が嚙み合ってない気がしたので、読んでみたくなったのかも。。。(;^ω^)。

運の起点になる場所に連れてってくれる不思議なタクシーの話で、自己啓発本なんだけど、1本の映画を見てるような感じです。なぜ主人公がその運を掴めないのか?とか、運の考え方・捉え方の話をしつつ、終盤にはちょっと目頭が熱くなるような・・・。

僕はちょうど良いタイミングでこの本と出会えた気がします。エエ本やなぁ~と感動しました(まんまと思うツボ・苦笑)。まぁ、その感動もしばらくしたら忘れてるのかもしれませんが、しかめっ面で生きるのはやめようかなと思えました。

次回、また曲をアップできるように頑張ります。

2声で歌う:「毎日ごはん」

連投の3曲目、「線路は続くよどこまでも」の替え歌です。

これはちょっとした経緯がありまして、元々「ごはんだごはんだ」という有名な替え歌があるらしく、キャンプソングや保育園でよく歌われているそうです。最初はそれをやるつもりだったんですが、ど~もその曲は出自がハッキリしないんです。

僕がいつも参考にさせて頂いてるサイト『世界の民謡・童謡 worldfolksong.com』さんに、「ごはんだごはんだ」について詳しく書かれています。

自分でもググってみたんですが、多分、キャンプソングで有名な冨岡正男さんの “トミソング” として扱われてるのが有力かなぁ?と思います。でもヤフオクで買った古いキャンプソング集を見ても、ハッキリとした冨岡さんのクレジットは無いんです。他の曲はともかく、「ごはんだごはんだ」に関してはもっと草の根的な生まれ方の物なのかもしれません。歌詞の内容も、とりとめない感じですしねぇ…。

で、どっちにしろ、ハッキリしない物を勝手に改変するのも怖かったので、だったら自分で作っちゃえって事で、「毎日ごはん」になりました。もはや鉄道の跡形もありませんが(苦笑)。

一応、これで「機関車メドレー」の替え歌3連投は終わりです。次何するかは全然決めてないんですが、替え歌で遊ぶのも面白いなぁ。もう一歩進んでオリジナルを作るのもアリやし、古典に戻ってもいいし。どうしよっか??

2声で歌う:「汽車ぽっぽ」

「汽車ぽっぽ」と聞くと前回替え歌をアップした「汽車 汽車 ぽっぽ ぽっぽ~♪」を思い浮かべる人が多いと思いますが、それは草川 信さんの作曲です。今回のは本居 長世さん作曲の「汽車ぽっぽ」です。

この曲は坂を駆け上っていく機関車を表現したとても良い曲ですが、オリジナルは歌詞が1番しかありません。他の方が YouTube でアップしてるのを見ると、1番を2回歌ったりしてるんですよね。

それじゃ寂しいので、今回は僕が2・3番の歌詞を作って歌ってます。本居さんの汽車ぽっぽに関しては既に詞・曲ともに著作権保護期間は終了してまして、パブリック・ドメイン扱いです。まぁ後から勝手に歌詞をくっつけるのは賛否両論あるとは思いますが、僕なりにオリジナルへのリスペクトを持って作ったつもりです。

ただ、本居さんに一言いいたいのは、「この曲、どこで息継ぎするんですか!?」って事です(笑)。まぁ録音なので普通に聞こえるかもしれませんが、苦しくて倒れそうになりながら歌ってます(@_@;)。童謡としては致命的な欠陥だと思いますけど、でもその畳み掛ける歌詞やメロディーが魅力でもあるんですよね。面白い曲です。

さて、もう一曲。次はもはや鉄道全然関係ない、完全な替え歌です。