2声で歌う:「うみ」「海」「とんび」

そろそろ夏も終盤戦に入ってきました。3曲追加です。まぁ夏なので海かなと。今回から1曲ずつリンク貼ってコメントしようかと思って、ちょっと長めの投稿です。

これはシンプル極まりない曲なのでサッと出来るかと思ったら、割とコーラスがハマらず手こずりました。

実はこの曲、以前やってた「なんちゃって転調」が出来る曲で、チューニング変えずに4度上の演奏が出来ます。譜面ページでは2種類の譜面を公開してますが、結局ムービーでは普通に演奏しました。やっぱ4度も変わると歌い辛いので。。。


まぁ今回のメインかなぁと。凝った構成で雰囲気のある曲です。YouTubeで女性が歌ってるのを聴いた時、ほろ苦い青春映画のエンドロールが流れて来そうな気がしました。

でも何故か、こんだけ作家性の強い詞と曲なのに、作者不詳です。もう一曲の「うみ」は15分で完成しそうな内容(失礼・汗)でしっかり名乗ってるけど、普通逆やろ~。こっちの作者さん、浮かばれんなぁ。(*_*;

ちなみにこの動画、ちょっと波の音っぽい効果音が入ってるように聴こえるかもしれません。これ実は台風7号の日に伴奏の録音をしてまして、ウチ、ちょうど前が幹線道路なんです。なので、道路の水を車のタイヤが蹴散らしていく音です(;^ω^)。完全防音の専用スタジオでもあればいいんですが、お金ないので普通の部屋で録音してます。

ちょうど交差点に面してまして、信号が赤の間は静かになるので、そのタイミングでイントロを弾き始めます。イントロさえ静かにクリアー出来れば、あとは歌とか被せるのでそんなに気にならないんです。それでも「バイク来るな~、救急車来るな~」って運任せで録音を繰り返してます。涙ぐましい努力の結晶なんですよ、ホント。。。(*´з`)


これもシンプルに。たまたまYouTubeで聴いた合唱団の歌が輪唱してたので、僕もちょっと真似てみました。(^^;)>

きっちりと1オクターブの下から上までに収まるメロディーで、まさにイロハニコット向きの曲かな。意外にも、これも「なんちゃって転調」が出来ますが、装飾音がイマイチでやめました。この曲はやっぱり通常キーで演奏するのが、1オクターブの美しさが出るんじゃないかな?と思います。

でも2番の歌詞がほぼ同じで、「言い方変えただけやん。子供なめんなよ⁉」って言いたい気もします(嘘です)。


そうそう、今回からコーラスの声が2重になってます。ダブリングって言うのかな? その方がメインボーカルがクッキリするように思ったので。だから正確に言うと、「2声で歌う」ではなく3声になります。ズルとは言わないで(笑)。

まぁ色々工夫しながら上達していけたらいいなぁと。次の選曲はもうしてるんですが、難しいんですよ。出来るかなぁ? でもやりたいなぁ、って感じです。

2声で歌う:「毎日ごはん」

連投の3曲目、「線路は続くよどこまでも」の替え歌です。

これはちょっとした経緯がありまして、元々「ごはんだごはんだ」という有名な替え歌があるらしく、キャンプソングや保育園でよく歌われているそうです。最初はそれをやるつもりだったんですが、ど~もその曲は出自がハッキリしないんです。

僕がいつも参考にさせて頂いてるサイト『世界の民謡・童謡 worldfolksong.com』さんに、「ごはんだごはんだ」について詳しく書かれています。

自分でもググってみたんですが、多分、キャンプソングで有名な冨岡正男さんの “トミソング” として扱われてるのが有力かなぁ?と思います。でもヤフオクで買った古いキャンプソング集を見ても、ハッキリとした冨岡さんのクレジットは無いんです。他の曲はともかく、「ごはんだごはんだ」に関してはもっと草の根的な生まれ方の物なのかもしれません。歌詞の内容も、とりとめない感じですしねぇ…。

で、どっちにしろ、ハッキリしない物を勝手に改変するのも怖かったので、だったら自分で作っちゃえって事で、「毎日ごはん」になりました。もはや鉄道の跡形もありませんが(苦笑)。

一応、これで「機関車メドレー」の替え歌3連投は終わりです。次何するかは全然決めてないんですが、替え歌で遊ぶのも面白いなぁ。もう一歩進んでオリジナルを作るのもアリやし、古典に戻ってもいいし。どうしよっか??

2声で歌う:「汽車ぽっぽ」

「汽車ぽっぽ」と聞くと前回替え歌をアップした「汽車 汽車 ぽっぽ ぽっぽ~♪」を思い浮かべる人が多いと思いますが、それは草川 信さんの作曲です。今回のは本居 長世さん作曲の「汽車ぽっぽ」です。

この曲は坂を駆け上っていく機関車を表現したとても良い曲ですが、オリジナルは歌詞が1番しかありません。他の方が YouTube でアップしてるのを見ると、1番を2回歌ったりしてるんですよね。

それじゃ寂しいので、今回は僕が2・3番の歌詞を作って歌ってます。本居さんの汽車ぽっぽに関しては既に詞・曲ともに著作権保護期間は終了してまして、パブリック・ドメイン扱いです。まぁ後から勝手に歌詞をくっつけるのは賛否両論あるとは思いますが、僕なりにオリジナルへのリスペクトを持って作ったつもりです。

ただ、本居さんに一言いいたいのは、「この曲、どこで息継ぎするんですか!?」って事です(笑)。まぁ録音なので普通に聞こえるかもしれませんが、苦しくて倒れそうになりながら歌ってます(@_@;)。童謡としては致命的な欠陥だと思いますけど、でもその畳み掛ける歌詞やメロディーが魅力でもあるんですよね。面白い曲です。

さて、もう一曲。次はもはや鉄道全然関係ない、完全な替え歌です。

2声で歌う:「自転車こいで」

ちょっとだけ夏の暑さにも慣れてきたかなぁ。でも高校野球って、そろそろ何とかした方が良いよなぁ。この炎天下、野球やるんかぁ。凄いを通り越して、心配です。

えっと、ここから変な替え歌が3曲続きます。まずは、あんまり自信の無い曲から(^^;)。「自転車こいで」というタイトルですが、これは「汽車ポッポ」の替え歌です。

歌詞の内容ですが、自転車ツーリングに出かけて、途中でローカル線の機関車と張り合ってへとへとになってる、みたいな情景を思い浮かべてもらえればなぁと。ちょっとゴチャゴチャし過ぎたかなぁ?

これを含めた3曲っていうのは、以前ハープ奏者さんとのコラボ演奏会で弾いた「機関車メドレー」の3曲をそれぞれ独立させて形にしています。

「汽車ポッポ」「汽車ぽっぽ」「線路は続くよどこまでも」の3曲ですが、そのうち2曲は歌詞の著作権が生きてます。なので、替え歌を作ってみてるんですが、ええような悪いような。。。 ここまでイジるなら、オリジナル曲を作った方が良いかもしれんなぁと思ったりもしています。

まぁ、あとの2曲も鋭意製作中です。夏の迷走は続くよどこまでも・・・(*´ω`)。

2声で歌う:「星めぐりの歌」

ほぼ連投ですが、宮沢賢治の「星めぐりの歌」です。

実は先日の星関連2曲と一緒にアップするつもりで作りましたが、この曲は自分でも何回も聴くぐらい思い入れが強くて、コメントも書きたかったので1日ずらしてアップです。

この演奏の譜面は少し注釈が必要で、曲自体のキーは G なんですが、淡々とアルペジオを弾いている星形イロハニコットの調律は4度下の D になってます。G の調律でアルペジオを弾こうとすると、1オクターブの壁に阻まれて、あんまり綺麗な形にならないんです。だから苦肉の策というか、イロハニコットならではの変な工夫をやっています。

正直僕は、星関連の童謡を検索するまで、この曲を知りませんでした。ただ、実際歌ってみると、何とも言えない良さのある曲ですねぇ。

「流石、宮沢賢治」と言ったら偉そうですが、この歌詞。感情表現が一切なく、ひたすら状況説明なんですが、不思議と情景がフワ~っと浮かんでくるような、とても良い歌詞です。多分、聴く人によって、親子だの恋人だの、いろんな情景を想像できるんじゃないでしょうか? 凄いな、やっぱ。

という事で、星シリーズ3曲作りましたが、多分星って秋が見ごろなんかな? オリオンとか秋から冬の星座ですよね。何となく夏休みの天体観測みたいなイメージだったんですが、ちょっと勇み足やったかも。。。暑いので、秋が早く来る事を願って(;^ω^)。