2声で歌う:「アルプス一万尺」「兎のダンス」「祇園小唄」

何とか8月中に出来たかな? 夏の終わりのハーモニー。 今回もちょっと長めの投稿です。

「アルプス一万尺」といえば誰もが口ずさめると思いますが、原曲はアメリカ民謡であり、日本語の替え歌になります。YouTubeショートの方では、真面目に?「アルプス一万尺」を歌っています。

◆ YouTube ショート版「アルプス一万尺」のリンク ◆

で、それとは別に、同じメロディーの別の替え歌があります。『世界の民謡・童謡 worldfolksong.com』さんを眺めていたら、昭和のガキが歌いそうな(今思うと酷~い内容の)歌詞が載ってて「これは俺の為にあるよな!?」とビビッと来てしまいました(笑)。

タイトルが無かったので「じーさんばーさんへーこいた」と、テキトーに付けました。もし、このタイトルで気分を害された方がおられたら、ごめんなさいです m(__)m。一応、ほのぼの感が出るように改変してあるんですけど・・・誰かに怒られそう・・・(;^ω^)。


先日のリズムの話で予告してた「兎のダンス」です。今回の新しい試みとして、「メイン・メロディー譜面」と「サブ・コーラス譜面」という2つの譜面を作りました。この2つの譜面を同時に弾くと、音が重なるように作ってあります。なので、演奏ムービーも2台のイロハニコットを使って音を重ねています。

いつになるか分かりませんが、イロハニコットが沢山普及して、友達同士で弾ける状況になった時、こういう譜面が役立つかな?と思って作りました。前から「1人で弾くより2人で合わせて弾く方が面白い」と思ってたんですが、全然普及してないからなぁ(~_~;)。そんな状況、いつ来る???(苦笑)。


ちょっと京都っぽい曲もやりたいなぁと思ってたところ、この曲と出会いました。「端唄(はうた)」ってジャンルみたいですね。芸妓さんやプロ歌手が歌ってる動画が YouTube に結構あります。

歌詞がちょうど春夏秋冬になってて、”東山” “大文字” “鴨” とか、まさに京都の曲です。”だらりの帯” ってのは、だらしない女性って意味じゃなくて(笑)、祇園の舞妓さんが着てる長い帯(そういう着方)の事だそうです。

この曲も「メイン・メロディー譜面」と「サブ・コーラス譜面」があって、2台のイロハニコットで重ねて弾いてます。でもまぁ、録音は大変でした。勢いで押せるような曲じゃないし、4番まで完走しなあかんし、何回も失敗してクタクタになりました。

YouTube のコメント欄に書きましたが、やっとの思いで演奏を録画し終わった後の編集段階で、一部譜面が間違ってた事に気付いて、音だけ部分差し替えで修正したりしてます。ホント、心が折れそうになりましたよ。

そんな苦労の甲斐もあって、良い感じに出来たと思います。夏の締めくくりにこの曲が仕上がったのは自分でも嬉しいです。

さて、9月はアンテナショップがあるけど、暑かったので全然作れてない。ど~しよ~(@_@;)。

“跳ねるリズム” の話

まだ暑いですが、夜は虫の声が聞こえるようになってきました。相変わらず歌のムービー作ってる途中ですが、やっと譜面が出来た程度なのでもうちょっとかかりそう。

で、前からちょっと気になってた事を書こうかと。次のムービー用に「兎のダンス」って曲を選びました。この曲のリズムに関してなんですけど、ピョコピョコ跳ねるようなリズムなんです。兎だけに。

成美堂出版「思い出の童謡・唱歌200」より引用

日本の童謡で跳ねるようなリズム(シャッフル?)が出てくるとこういう譜面が多いです。16分音符が4つあると考えると、1番目と4番目を鳴らしていく感じ。

タッッタ、タッッタ、タッッタ、タッッタ、みたいな。

僕はこのリズムがとても苦手です。多分、僕だけじゃないはず。このリズムを何のガイドも無く、正確にとって歌える人がどんだけいるかなぁ?と思います。

同じ跳ねるリズムでも、八分音符が3つ3つで8分の6で書かれた譜面があります。8分音符の1番目と3番目を鳴らしていく感じ。

タッタ、タッタ、タッタ、タッタ、みたいな。


この違いを音にして表すと・・・
◆①◆  まずオリジナルの譜面に忠実なMP3(タッッタ、タッッタ)がこれです。

◆②◆  次が8分の6のリズムに変えたMP3(タッタ、タッタ)がこれです。

どうですかね? ①は確かに跳ねる感じは強いけど、音と音が詰まり過ぎてる気がするといか、前にノって行けない気がするんですよね。ビギナーに説明するのも難しいし。

対して②は、ちょっと跳ねた感じは薄まるけど、遥かに理解しやすいしノリやすいと僕は思います。だから②で「ちょっと跳ねる感じで歌って」みたいな指示があるとベストかなぁと思います。


毎回、このタイプの曲に遭遇すると、オリジナル譜面に忠実にするか、歌い易く変えた譜面にするか悩みます。以前も「あめふり」(雨 雨 ふれふれ 母さんが~♪)の譜面を作った時に、②のリズムに変更しました。

まぁ極力、オリジナルに忠実であるべきとは思いますが、今回の「兎のダンス」も②のリズムに変更しました。やっぱイロハニコットは、弾き易さ、歌い易さが大事かなぁと思うので。


ちなみに①の跳ねるタイプも例外がありまして、「牛若丸」がそうなんですが、跳ねるのと刻むのが交互になった譜面の曲があります。これは同じノリのはずなのに、凄く歌い易いんです。リズムって不思議。。。(*´ω`)/♪

成美堂出版「思い出の童謡・唱歌200」より引用

2声で歌う:「うみ」「海」「とんび」

そろそろ夏も終盤戦に入ってきました。3曲追加です。まぁ夏なので海かなと。今回から1曲ずつリンク貼ってコメントしようかと思って、ちょっと長めの投稿です。

これはシンプル極まりない曲なのでサッと出来るかと思ったら、割とコーラスがハマらず手こずりました。

実はこの曲、以前やってた「なんちゃって転調」が出来る曲で、チューニング変えずに4度上の演奏が出来ます。譜面ページでは2種類の譜面を公開してますが、結局ムービーでは普通に演奏しました。やっぱ4度も変わると歌い辛いので。。。


まぁ今回のメインかなぁと。凝った構成で雰囲気のある曲です。YouTubeで女性が歌ってるのを聴いた時、ほろ苦い青春映画のエンドロールが流れて来そうな気がしました。

でも何故か、こんだけ作家性の強い詞と曲なのに、作者不詳です。もう一曲の「うみ」は15分で完成しそうな内容(失礼・汗)でしっかり名乗ってるけど、普通逆やろ~。こっちの作者さん、浮かばれんなぁ。(*_*;

ちなみにこの動画、ちょっと波の音っぽい効果音が入ってるように聴こえるかもしれません。これ実は台風7号の日に伴奏の録音をしてまして、ウチ、ちょうど前が幹線道路なんです。なので、道路の水を車のタイヤが蹴散らしていく音です(;^ω^)。完全防音の専用スタジオでもあればいいんですが、お金ないので普通の部屋で録音してます。

ちょうど交差点に面してまして、信号が赤の間は静かになるので、そのタイミングでイントロを弾き始めます。イントロさえ静かにクリアー出来れば、あとは歌とか被せるのでそんなに気にならないんです。それでも「バイク来るな~、救急車来るな~」って運任せで録音を繰り返してます。涙ぐましい努力の結晶なんですよ、ホント。。。(*´з`)


これもシンプルに。たまたまYouTubeで聴いた合唱団の歌が輪唱してたので、僕もちょっと真似てみました。(^^;)>

きっちりと1オクターブの下から上までに収まるメロディーで、まさにイロハニコット向きの曲かな。意外にも、これも「なんちゃって転調」が出来ますが、装飾音がイマイチでやめました。この曲はやっぱり通常キーで演奏するのが、1オクターブの美しさが出るんじゃないかな?と思います。

でも2番の歌詞がほぼ同じで、「言い方変えただけやん。子供なめんなよ⁉」って言いたい気もします(嘘です)。


そうそう、今回からコーラスの声が2重になってます。ダブリングって言うのかな? その方がメインボーカルがクッキリするように思ったので。だから正確に言うと、「2声で歌う」ではなく3声になります。ズルとは言わないで(笑)。

まぁ色々工夫しながら上達していけたらいいなぁと。次の選曲はもうしてるんですが、難しいんですよ。出来るかなぁ? でもやりたいなぁ、って感じです。

閑話(本読んだ)

コンスタントに童謡ムービーをアップしたいと思ってますが、あれって次の次ぐらいまで選曲を考えとかないとタイミング良くアップできない。今は、前回3曲出した後のポッカリとした谷間で、ようやく次の曲決めたぐらいです。もうちょっとテンポよく習慣化したいんですけども・・・。

んでまぁ、ポッカリした時間に一冊本を読みました。僕は普段は、きれいごとを並べてる本ってちょっと胡散臭くて敬遠するんですが、良く聴いているABCラジオで浦川アナがこの本の事をしゃべってはったんで、アマゾンで買い物ついでにポチってしまいました。

アマゾン見ればわかりますが、いかにもな感じの宣伝具合で既に100万部(*著書累計)売れてるらしいので、今更これ買ってもなぁと思いつつ。。。でもどっか自分の運も歯車が嚙み合ってない気がしたので、読んでみたくなったのかも。。。(;^ω^)。

運の起点になる場所に連れてってくれる不思議なタクシーの話で、自己啓発本なんだけど、1本の映画を見てるような感じです。なぜ主人公がその運を掴めないのか?とか、運の考え方・捉え方の話をしつつ、終盤にはちょっと目頭が熱くなるような・・・。

僕はちょうど良いタイミングでこの本と出会えた気がします。エエ本やなぁ~と感動しました(まんまと思うツボ・苦笑)。まぁ、その感動もしばらくしたら忘れてるのかもしれませんが、しかめっ面で生きるのはやめようかなと思えました。

次回、また曲をアップできるように頑張ります。

2声で歌う:「毎日ごはん」

連投の3曲目、「線路は続くよどこまでも」の替え歌です。

これはちょっとした経緯がありまして、元々「ごはんだごはんだ」という有名な替え歌があるらしく、キャンプソングや保育園でよく歌われているそうです。最初はそれをやるつもりだったんですが、ど~もその曲は出自がハッキリしないんです。

僕がいつも参考にさせて頂いてるサイト『世界の民謡・童謡 worldfolksong.com』さんに、「ごはんだごはんだ」について詳しく書かれています。

自分でもググってみたんですが、多分、キャンプソングで有名な冨岡正男さんの “トミソング” として扱われてるのが有力かなぁ?と思います。でもヤフオクで買った古いキャンプソング集を見ても、ハッキリとした冨岡さんのクレジットは無いんです。他の曲はともかく、「ごはんだごはんだ」に関してはもっと草の根的な生まれ方の物なのかもしれません。歌詞の内容も、とりとめない感じですしねぇ…。

で、どっちにしろ、ハッキリしない物を勝手に改変するのも怖かったので、だったら自分で作っちゃえって事で、「毎日ごはん」になりました。もはや鉄道の跡形もありませんが(苦笑)。

一応、これで「機関車メドレー」の替え歌3連投は終わりです。次何するかは全然決めてないんですが、替え歌で遊ぶのも面白いなぁ。もう一歩進んでオリジナルを作るのもアリやし、古典に戻ってもいいし。どうしよっか??