イロハニコット「2型」試作品

模索の5月でおます。なんかあっちこっち迷走してる気もしますが(^^;)、何もせんよりは良いよね。前進前進。

まだはっきりとは呼び方を決めてませんが、この写真のような左右分離型のイロハニコットを「2型」って呼ぶ事になりそうです。(今まで作ってきた一体型モデルは便宜上「1型」と呼びます。)

まだまだ、サウンドホールの大きさとか、グリップの太さとか、目玉パーツの有無とか(笑)、変更があると思いますけど、基本的には写真のようなフォルムになりそう。


◆ 最初にネガティブな面を書きます。1型と比べると2型はいくつかデメリットがあります。

まず、片手で支えつつ親指で弾くって安定しないんです。ベストな重心や形を求めて試作を重ねたんですが、一番マシな形が写真のモデルです。これでもまだちょっと重い気がする。(だったら目玉パーツ外せ!って言われそうですが、それは付けたい・苦笑)

んで、安定しない事と関連して、音量と響きも1型と比べると少し落ちます。強く弾きづらいしサウンドホールも小さいし、そりゃ~仕方ない。

あと、もしかしたら肩こりも起こるかも・・・ダメダメやん・・・( ;∀;)


◆ 次にポジティブな面です。(^_-)-☆

どう表現すればいいかなぁ・・・「むずかし楽しい」んです。弾いてる姿を想像してもらえると、1型はどうしても手錠をはめたような姿勢ですが、2型は自由です。まぁそんなに早く激しくは動かせませんが、単に腕を左右に振るだけでも楽しい。

ドレミファソラシドを弾くだけでも、腕の振りを加えると急に出来なくなります。脳がバグる。でもそれは嫌な難しさじゃなくて「なんとかしてやろう」って思えるんです。だから楽しい。

それに加えて、写真を見るとボディの内側面に半円の小パーツが付いてますが、これ、左右合わせて叩けるようにしてあります。ちょっとしたパーカッションの合いの手を入れながら弾けます。これも全然うまく弾けないんだけども、やっぱり楽しい。


多分、2型はものすごく簡単な譜面を作った方が良いと思ってます。小節の頭だけ音を鳴らして後は自由に歌い踊れとか(‘ω’)ノ、そんなんで十分楽しいはずです。2型のデビューに際しては、簡単な童謡をさらに簡単にした譜面をいくつか作ろうかなぁと思ってます。

まぁ、2型の熟成にはまだ時間が必要ですし、いずれ、オッサンがクニャクニャ踊りながら弾いてる恥ずかしいムービーでも作ろうかと思ってますので(多分・笑)、楽しみに待って頂けると幸いです。

模索つづく5月

いつもなら be京都アンテナショップでムービーを撮って「しとしと音日記」としてアップするんですが、今回はミニピアノの試作品があるだけで代り映えしなかったので(ミニピアノをすらすら弾けなかったので・苦笑)、敢えてムービーはやめておきました。

このミニピアノは、僕的にはあまりピンと来ない感じやったなぁ。もしこれ用の譜面があれば、それなりに弾けそうな気はします。まぁピアノ好きは世の中に沢山いるでしょうし、一つの候補ではあるかも。ただ、もうちょっと煮詰めないとダメかな・・・(*´ω`*)。


で、何となく目指すべき方向が見えてきた気がする。上の写真に写ってるようなイロハニコットは、多分僕が造り込み過ぎてしまってます。作品としては気に入ってますが、いくらコレを一生懸命作っても、出店者としては難しい。めっちゃ高く売れるなら別ですけどね・・・そんなわけないし・・・(;^ω^)。

今必要なのは、僕が下準備程度までやって、それを半完成販売とかワークショップ等でお客さんに組み上げてもらえるような、そういうシンプルなモデルだと思います。

で、その鍵になるのが、前にもちょっと書いたことがある「左右分離型のイロハニコット」かもしれません。前はどんな形が良いのか決めかねてたんですが、こういう諸々の条件を考慮して、ようやくその青写真が見えはじめたかも。

まだ出来るかどうか分からないので詳しくは書きませんが、その左右分離型ってのは腕の動きを加えられるので、今までとは違う遊びを提案できる(かもしれない??)ものです。演奏というより遊びに近いかも。


ん~ん、うまく活動してる出店者(作家)さんは、やっぱりワークショップとかを上手く活用してはる気がします。俺に何が出来るかなぁ~と、ぼんやりと考える朧月夜でございます。

「ミニピアノ的」な試作品

世間的にはGWでしたが、ガラクタを作ってました(*‘ω‘ *)。

前回の投稿で「イロハニコットの簡易版を目指してる」ような感じで書きましたが、作ってるうちに、ど~もコレは別の何かが生まれつつある気がしてきました。イロハニコットは独自色の塊みたいな物ですが、自己主張はちょっと置いといて、普通っぽい物を作ろうかなぁ~って思い始めてます。

結局、サウンドホール無しでは音がいまいちで、特に高音が響かない事がわかりました。あと、やっぱり鍵盤はピアノ線よりもカリンバ用の金属プレートの方が音が良くて、それを採用しそう。。。わざわざ劣化した物を使うのもどうかなぁと思うし。。。

今の所、形は四角でシンプルです(笑)。変に猫耳とか付け出したら、またどんどんエスカレートしていきそうで・・・。このモデルはシンプルなのが良いかも。値段を抑える為に極力手間を減らしたい。

でも多分「足」は付けます。イロハニコットの足をそのまま付けようかと。こういうカリンバ系の楽器は、メタリックな鍵盤がズラッと並んでる様がカッコイイと思ってます。ペタッと寝かしてしまうと見えないでしょ?


もう次の週末は恒例のbe京都アンテナショップですが、全く間に合いません(;^ω^)。イロハニコットも全然新型作ってないので先月からの繰り越しになります。まぁ、このミニピアノの試作品を持ってって様子を伺おうかなぁとは思っております。(^^♪

「簡易モデル」の試作品

気付けば5月か。随分と停滞してましたが、ようやくちょっと灯りが見え始めたかなぁ?って所です。

2月あたりにイロハニコット全モデルをデザインし直して、あのまま突進するのも一つの方法だったと思いますが、どっか引っかかる所があって。。。

物自体の魅力としては上がってると思うんですが、作る手間は増えてるし、値段はそんなに上げられないし、かと言ってアンテナショップに並べててもそんなに気軽に買える値段じゃないし、実際相変わらず売れないし(^^;)、もしラッキーで沢山注文頂けても作るのが大変で自分の首が回らなくなりそうな。。。あんまり”持続可能な未来”が描けない感じで、う~ん・・・と無い頭をひねる停滞の原因となってしまいました。

そこで、実は以前から何度かトライした事はあるんですが(実現しなかったけど・汗)、イロハニコットの簡易版みたいな物が作れないかなぁ?と再度トライしてみました。

これ、何かと言いますと、8音が鳴る「はじくピアノ」みたいな物です。ピアノ線で出来てます。サウンドホールも無いしピアノ線も貧弱なので音は小さいですが、それでも子供さんらが遊べる程度には鳴ってるんですよね。

もちろん4つ4つに分けてイロハニコットの配列でも作れますし、多分、黒鍵の分も追加すればピアノ配列でも作れます。

これでワークショップとか開いて、例えばクマとか犬の形を選べたり、表面に千代紙貼ったりとか出来るようにすれば、京都土産的に買ってもらえるかもしれんなぁ~と。ちょっと今までに無い風が吹く可能性はあるんじゃないかと。

現状では味も素っ気も無いので、もうちょっと試作してみようかなぁと思ってます。簡素さが大事なので、あまり手を入れ過ぎないように気を付けないとイカンけど。(;^ω^)